老舗ロシア料理「スンガリー」新宿で味わう加藤登紀子ゆかりの絶品ボルシチ
新宿 スンガリーの重厚なドアを押し開けると、そこには大都会の喧騒とは遮断された、温かく穏やかなユーラシアの空気が漂う。1957年の創業以来、半世紀以上にわたって変わらぬ暖簾を掲げ続ける名店。目まぐるしく街の表情が変わる新宿区において、変わらぬ味覚のオアシスとして老若男女を惹きつけて止まない本格ロシア料理の老舗だ。
薄暗くクラシカルな照明の店内。刻々と姿を変える現代の外食産業にあって、新宿 スンガリーが持つ存在感は際立つ。歌手の加藤登紀子氏の父である加藤幸四郎氏が、旧満州・ハルビンでの暮らしの中で出会った本場の味を日本に伝えるべく産声を上げた。現在も運営を手掛ける株式会社スンガリーの伝統と美学は、皿の上のスープ一滴にまで息づいている。
加藤登紀子ファミリーと創業の足跡!ハルビンから受け継がれた歴史
ロシア革命から第二次世界大戦にかけて、白系ロシア人や多国籍な人々が集った満州国のハルビン。加藤幸四郎氏が当地で親しんだ家庭的でありながら気品漂う食卓の記憶こそが、同店の原点である。戦後、引き揚げてきた東京で「本当のロシアの味を届けたい」という一心から小さな店を開いた。
店名の「スンガリー」は、ハルビンを流れる松花江(スンガリー川)にちなむ。娘である加藤登紀子氏も店へ深い愛着を寄せ、時に店のライブイベントや節目で温かい歌声とエピソードを届けてきた。一家の歴史と情熱が重なり合い、単なる飲食店を超えた「文化の交差点」としての格調が醸し出されているのだ。
伝統ボルシチと秘伝ピロシキ!職人が紡ぐ至高のシグネチャーディッシュ
暖簾をくぐる客の目当ては、何と言っても丁寧に仕込まれた看板メニューの数々だ。中でも代表格であるボルシチは、ビーツの鮮やかな紅色と深みのある野菜の甘み、じっくり煮込まれた牛肉の旨味が完璧な調和を見せる。仕上げに添えられたサワークリームを少しずつ溶かせば、コクと爽やかな酸味が口いっぱいに広がる。
そして、もうひとつの主役が秘伝のピロシキだ。表面はサクッと香ばしく、中はモチモチとした独特の生地。一口かじれば、ジューシーな肉汁と香ばしい玉ねぎの風味が溢れ出す。揚げたての熱々を頬張る瞬間は、まさに至福の一言。手作りの温もりが宿るこの二大逸品を一度味わえば、リピーターとなるのも頷ける。
『出没!アド街ック天国』でも話題!メディアと口コミで称賛される理由
テレビ番組『出没!アド街ック天国』をはじめ、数多くのメディアで新宿の名店として繰り返し取り上げられてきた背景には、圧倒的なクオリティへのこだわりがある。流行を追うのではなく、時代を超えて愛される味を愚直に守り続ける姿勢が、幅広い層の支持を集めているのだ。
ネット上の評価も極めて高い。食べログのロシア料理部門では常にトップクラスの評点を維持し、訪れた食通たちから熱いレビューが寄せられている。また、外国籍の観光客も多く利用するGoogleマップの口コミ欄でも、「東京で本物のユーラシア料理に出会えた」「接客が洗練されていて居心地が良い」と絶賛の声が絶えない。
【2026年最新】混雑を避ける予約の裏ワザと快適に味わうためのコツ
週末やディナータイムともなれば満席が当たり前となる人気店だけに、事前の準備が欠かせない。スムーズにテーブルへ案内されるための第一のコツは、混雑がピークを迎える金曜夜や土日祝日を避け、平日の早い時間帯(17時〜18時)を狙うことだ。静かな雰囲気の中でじっくりと料理を楽しみたい人には、この時間帯がベストと言える。
オンライン予約を活用するのも裏ワザのひとつ。食べログやGoogleマップに連携したWEB予約枠は、直前になると空席が出るケースがある。また、大人数での会食や特別な記念日には、コース料理を事前に電話で相談しておくことで、より配慮の行き届いたおもてなしを受けることが可能だ。ランチタイムも営業を行っているため、まずは気軽にランチセットで雰囲気を掴むのも賢いアプローチだろう。
ハルビン料理とロシア伝統の融合!スンガリーでしか逢えない極上の宴
ボルシチやピロシキ以外にも、メニュー表には魅力的な逸品がずらりと並ぶ。サワークリームの豊かな風味で煮込んだビーフストロガノフや、壺焼きのシチュー「グリブイ・ヴ・スメタニ」など、寒い季節はもちろんのこと年中五感を刺激してくれる料理ばかりだ。
創業会社である株式会社スンガリーが貫いてきたのは、ハルビンを経由したロシア料理ならではの繊細な味付け。油っぽさを抑え、素材の味を引き立てる技法は、日本の食文化とも見事に調和している。ジャムを舐めながら温かい紅茶を楽しむロシアンティーで締めくくる時間は、日常の慌ただしさを忘れさせてくれる最高のご褒美だ。
都会の喧騒を離れて味わう「スンガリー」という至福の時間
ビルが立ち並び、目まぐるしく人が行き交う大都市・新宿。その中心にありながら、扉一枚を隔てた先に広がる重厚な異国情緒は、他のどの場所でも味わえない特別な魅力に満ちている。
かつてハルビンで育まれた食の情熱が、今も変わらず受け継がれるスンガリー。大切な人と語り合う夜にも、自分へのご褒美のランチにも、この店は温かく包み込んでくれる。伝統の味と豊かな物語が織りなす極上の時間を、ぜひ現地で体感してほしい。 (出典: 新宿 スンガリー(Yahoo!ニュース))