相撲の猫騙しは反則なのか?白鵬批判の真相と効果・歴代名勝負の全貌

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相撲の猫騙しは反則なのか?白鵬批判の真相と効果・歴代名勝負の全貌
相撲の猫騙しは反則なのか?白鵬批判の真相と効果・歴代名勝負の全貌
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🎵 相撲の猫騙しは反則なのか?白鵬批判の真相と効果・歴代名勝負の全貌

大相撲の土俵で突如として繰り出され、館内を一瞬の静寂と大きなどよめきで包み込む奇策「猫騙し(ねこだまし)」。立ち合いの瞬間、相手の目の前で激しく両手を打ち鳴らすこの動作は、相撲ファンのみならずライト層の間でも定期的に大きな議論を巻き起こしてきました。

「相手を惑わす卑怯な手ではないのか」「ルール上は反則にならないのか」という疑問に加え、かつて平成の大横綱・白鵬が本場所で繰り出した際には、角界内外を巻き込む激しいバッシングへと発展しました。なぜ猫騙しはこれほどまでに物議を醸すのか、その技術的効果から語源、歴代の名勝負、そして横綱の品格問題に至るまで、知られざる真相を徹底的に掘り下げます。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
  • 要点1:猫騙しは相撲規則上の「反則(禁じ手)」ではなく、立ち合いの心理戦として認められた正当な奇策である。
  • 要点2:白鵬が2015年に披露した際は勝利したものの、「堂々と受けて立つべき横綱の品格に欠ける」として横綱審議委員会から異例の猛批判を浴びた。
  • 要点3:成功すれば相手の視界と出足を約0.1秒奪える一方、見切られると完全に無防備となり一気に押し出される極めてハイリスクな諸刃の剣である。

【ルール上の真実】猫騙しは反則なのか?禁じ手との明確な違い

結論から言えば、相撲の猫騙しは一切の反則ではありません。日本相撲協会が定める公式ルール(寄附行為施行細則・審判規定)において、立ち合いで相手の目の前で手を叩く行為は何ら禁止されておらず、立派な戦術の一つとして認められています。

それにもかかわらず「反則ではないか」と誤解されやすい背景には、大相撲に定められている「禁じ手(反則負けとなる行為)」との混同があります。相撲の禁じ手には以下のような具体的な規定が存在します。

・握り拳で相手を殴る行為
・指を目や喉などの急所に突き入れる行為
・相手のまげを故意に掴む行為
・胸や腹を足で蹴り上げる行為
・両耳を同時に両手で張る行為

猫騙しは自らの両手を激しく打ち鳴らして「音と視覚的ショック」を与える技であり、相手の身体に直接不正な打撃を加えているわけではないため、禁じ手には該当しません。なお、猫騙し自体は立ち合いの仕掛け(戦術)であり、勝敗が決した瞬間の技名を表す「決まり手(全82手)」には含まれず、猫騙しから派生した「寄り切り」や「叩き込み」が決まり手として記録されます。

【技のメカニズムと語源】猫騙しのやり方・効果と名前の由来

猫騙しの動作そのものは極めてシンプルです。立ち合いで両者が腰を割り、手を付いて呼吸を合わせて立ち上がった瞬間、相手の顔面のすぐ目の前に両手を突き出し、強く「パンッ」と柏手を打つように叩き鳴らします

この技がもたらす最大の効果は、人間の生理的な条件反射を利用した「瞬間的な視界の遮断と出足の停止」にあります。目の前で突如大きな音が鳴り視界を遮られると、どれほど鍛え抜かれた力士であっても、無意識に一瞬まぶたを閉じたり、前進する勢いを躊躇したりします。このわずか0.1〜0.2秒の硬直時間を突いて、仕掛けた側は素早く相手の懐へ潜り込む、まわしを引く、あるいは横へ回り込んでいなすといった次の決定打へと繋げるのです。

「猫騙し」というユニークな名称の語源には諸説あります。古くから伝えられる有力な説として、「非常に敏捷で警戒心の強い猫ですら、目の前で突然手を叩かれると驚いて動けなくなることから名付けられた」というものがあります。また、忍術や古流武術において相手の虚を突く目くらましの技術が、相撲の世界に転用されて定着したとも言われています。

【白鵬の猫騙し騒動】なぜ大横綱が繰り出して猛烈な批判を浴びたのか

猫騙しを巡る議論で最も歴史的なインパクトを残したのが、2015年11月場所(九州場所)10日目、横綱・白鵬が関脇・栃煌山に対して見せた猫騙しです。

仕切り線から立った瞬間、白鵬はパチンと目の前で手を叩き、驚いた栃煌山が一瞬怯んだ隙を見逃さず、素早く体を入れ替えて送り出しで完勝しました。館内は大歓声とどよめきに揺れましたが、勝負が決した直後から相撲界の重鎮や有識者から前代未聞の大バッシングが巻き起こることになります。

当時の北の湖理事長(元横綱)は「横綱としてやるべき技ではない。受けて立って勝つのが横綱の相撲だ」と苦言を呈し、横綱審議委員会でも「品格に欠ける」「奇策に頼る姿は見たくない」と異例の見解が相次ぎました。

白鵬批判がここまで過熱した理由は、大相撲における「横綱相撲」という不文律の美学にあります。大相撲のピラミッドの頂点に君臨する横綱は、単に勝てば良いという存在ではなく、「相手の力をすべて受け止めた上で力づくでねじ伏せる」圧倒的な風格が求められます。小兵力士が巨漢力士を倒すための奇策を、土俵の絶対王者である横綱が公式戦で繰り出したことが、「横綱の品格問題」としてファンの間でも激しい賛否を巻き起こす引き金となりました。

【歴代の名手と奇策】舞の海の名勝負から大相撲の変幻自在な奇策一覧

白鵬の件では批判の対象となった猫騙しですが、体格差に劣る小兵力士が繰り出す猫騙しは、古くから大相撲の醍醐味である「小よく大を制す」名シーンとしてファンを熱狂させてきました。

その代表格が、「平成の牛若丸」「技のデパート」の異名をとった元小結・舞の海です。舞の海は、身長2メートル・体重200キロを超える巨漢力士(曙や小錦など)に対し、立ち合いで鮮やかな猫騙しを炸裂させ、相手が戸惑う刹那に懐深く潜り込んだり足元をすくったりする変幻自在の取り口で数々の金星を挙げました。小兵が知略を尽くして大巨人を翻弄する姿は、伝統的な相撲美学とは異なるエンターテインメントとして絶大な支持を集めました。

大相撲の長い歴史の中では、猫騙し以外にも観客の度肝を抜く様々な奇策が存在します。

八艘飛び(はっそうとび):立ち合いと同時に相手の頭上を飛び越えるように真横へ跳躍し、相手を空振りさせる技(舞の海や炎鵬が得意とした)。
けたぐり:立ち合いの瞬間に相手の足を内側から素早く蹴り払い、バランスを崩して倒す技。
マタドール(立ち合い変化):正面からの衝突を避け、ひらりと身をかわして相手を土俵外へ突き落とす奇襲。
居反り(いぞり):相手の懐に潜り込み、自らの体を大きく後方へ反らせて相手を背負い投げのように倒す大技(宇良が幕内で成功させ話題に)。

【リスクと対策】見切られたら即黒星?猫騙しへの対処法と意外な勝率

一見すると相手を一方的に惑わせる便利な技に見える猫騙しですが、実際の実戦では極めてリスクの高い「ハイリスク・ミドルリターン」の技です。

猫騙しを仕掛ける瞬間、力士は両手を顔の前で合わせるため、自分の体幹や胸元は完全にガラ空きになります。もし相手力士が事前に猫騙しを警戒していたり、動じない強いメンタルで目を開けたまま突進してきた場合、仕掛けた側は何の抵抗もできず、強烈な立ち合いの圧力をモロに胸に受けて一瞬で土俵外へ弾き飛ばされる危険を孕んでいます。

歴代の力士たちが実践してきた猫騙しの主な対策法は以下の通りです。

相手の顔を見ずに胸元や帯を見る:立ち合い時に相手の目元ではなく胸や腰に視点を固定することで、手元の動きに惑わされず真っ直ぐ踏み込む。
目を瞑らずに迷わず頭からぶつかる:音に反応せず、初志貫徹で自分の立ち合いスピードを最優先し、ガラ空きの相手の胴体を突き破る。
張り手で牽制する:相手が手を合わせる前に先手で強い張り手を繰り出し、奇策の初動そのものを潰す。

このように、猫騙しは「相手が正面から愚直に当たってくる」という前提があって初めて成立する奇襲であり、多用すればすぐに対策されて自滅するため、本場所の土俵で見られる頻度は極めて稀です。

【ネットの反応とファンの声】「勝てば官軍」か「美学違反」か分かれる評価

猫騙しが土俵上で炸裂するたび、SNSやネット掲示板では勝負論と伝統美学を巡る熱狂的な議論が交わされます。

肯定派の意見として目立つのは、「ルールで認められている以上、知略や駆け引きとして最高に面白い」「体格で劣る力士が生き残るための正当な技術」「何が起こるか分からない緊張感こそが大相撲の魅力」といった、勝負事としてのリアリズムやエンターテインメント性を評価する声です。

一方で、伝統や格式を重んじるファンからは、「相撲は正面からぶつかり合ってこそ美しい」「最初から騙す気満々の立ち合いは見ていて後味が悪い」「特に上位力士がやると興ざめする」といった厳しい指摘が根強く存在します。

単なる勝ち負けだけでなく、立ち合いの刹那に「潔さ」や「生き様」を求める日本古来の大相撲文化があるからこそ、猫騙しという一手は今なおファンの心を揺さぶり続けています。

【猫騙し(相撲)】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:猫騙しは相撲の公式な決まり手の一つですか?
A1:いいえ、決まり手ではありません。猫騙しは立ち合いにおける「戦術・奇策」の名称であり、取組結果として記録される決まり手には「寄り切り」「叩き込み」「送り出し」など、最終的に相手を倒した技が記載されます。

Q2:猫騙しをした際に相手の顔に手が当たってしまったら反則になりますか?
A2:故意に目を突いたり握り拳で殴ったりしない限り、平手で顔に触れる程度であれば反則にはなりません。ただし、相手の顔面を強く打撃した場合は「張り手」とみなされ、意図的な目突きと判断された場合は厳重注意や反則負けの対象となります。

Q3:現代の大相撲でも猫騙しを見ることはできますか?
A3:頻度は非常に低いものの、現代でも奇襲戦術として稀に見られます。特に小兵力士や技能派力士が、絶対に負けられない大一番や巨漢力士との対戦時に意表を突いて繰り出し、館内を大きく沸かせることがあります。

まとめ:猫騙しが問いかける大相撲の勝負論と美学

大相撲における「猫騙し」は、単なるルール上の合法・違法という枠組みを超え、「勝負への執念」と「大相撲の美学」が激しく交錯する象徴的な技です。

小兵力士が知恵と度胸を振り絞って巨漢を打ち倒す痛快なドラマを生む一方で、最高位たる横綱が繰り出せば伝統と品格の重みを問われることになります。一瞬の閃光のように土俵で鳴り響くその柏手は、勝敗の行方だけでなく、大相撲が持つ奥深い精神性を私たちに今一度考えさせてくれます。 (出典: 猫 騙し 相撲(Yahoo!ニュース)

猫 騙し 相撲
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