USJとSMAP伝説の軌跡|ハリドリ名曲と手形の今を追う
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の歴史を語る上で、決して色あせることのない黄金期があります。それが2013年から2016年にかけて展開されたSMAPとの伝説的コラボレーションです。パーク初となる親善大使(USJアンバサダー)への就任や、大人気アトラクション「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」への楽曲搭載など、日本中を巻き込む社会現象となりました。
グループ解散から時が流れた現在も、SNSやファンの間では「あの熱狂をもう一度体験したい」「パークにあった手形は今どうなっているのか」といった声が絶えません。USJのV字回復を加速させた一大プロジェクトの全貌と、パーク内に残された足跡の行方を追いました。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:SMAPは2014年にUSJ初の大使へ就任し、CMや楽曲提供を通じてパークのV字回復を象徴する存在となった。
- 要点2:ハリドリに搭載された名曲『Battery』や『Amazing Discovery』、園内にあった5人の手形モニュメントは解散に伴い終了・撤去された。
- 要点3:解散から10年の節目を迎える現在もファンの復活要望は根強く、USJのエンタメ史における最高峰のレガシーとして語り継がれている。
【就任の真相】なぜSMAPが選ばれたのか?USJアンバサダー誕生の経緯
USJとSMAPの本格的なタッグは、2013年春の大型コラボレーションからスタートしました。当時、USJはテーマパークとしての新機軸を次々と打ち出し、劇的なV字回復の軌道に乗っていた時期です。さらなる起爆剤として白羽の矢が立ったのが、名実ともに国民的トップアイドルであったSMAPでした。
翌2014年4月には、SMAPが「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン大使」に正式就任。パークの魅力を世界最高水準のエンターテインメントとして国内外に発信する特命を担いました。当時オープンを控えていたメガエリア「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」の開業PRをはじめ、テレビCMや特別番組『SMAP×SMAP』との連動企画など、メディアの枠を超えた大規模プロモーションが展開されたのです。
「世界最高を、お届けしたい。」という共通の理念のもと、エンターテインメントの頂点を目指すUSJとSMAPの協業は、単なるタレント起用を超えた強力なパートナーシップとして業界内外に大きなインパクトを与えました。
【ハリドリ歴代名曲】『Battery』と『Amazing Discovery』が起こした革命
コラボレーションの象徴となったのが、お気に入りのBGMを選んで疾走する大人気コースター「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド(通称:ハリドリ)」との連動です。搭載された楽曲は、パーク体験そのものを劇的に進化させました。
第1弾として2013年3月に搭載された『Battery』は、SMAPの50枚目シングル『Mistake!』の両A面曲として書き下ろされた全編英語詞のナンバー。通常版に加え、ライドのスリルとシンクロするように特別編集された「Jeff Miyahara Remix」が搭載され、コースターが急降下する瞬間の高揚感はパーク史上屈指の完成度と絶賛されました。
続いて2014年に登場した『Amazing Discovery』は、音楽プロデューサーの中田ヤスタカ氏が作詞・作曲・編曲を手掛けた珠玉のポップチューンです。きらびやかなサウンドと疾走感が見事にマッチし、パークの祝祭感を象徴するアンセムとして長きにわたり愛されました。歴代のハリドリ搭載曲の中でも、この2曲がもたらした一体感と没入感は今なお語り草となっています。
【聖地の現在】メンバー5人の手形と直筆サインは今どうなっている?
SMAPファンにとって最大の目的地となっていたのが、ハリウッド・エリアのショップ「ビバリーヒルズ・ギフト」の外壁に設置されていたメンバー5人の手形モニュメントと直筆サインです。中居正広さん、木村拓哉さん、稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんの手形が刻まれたプレートは、連日多くの来園者が手を重ねて記念撮影を行う聖地となっていました。
しかし、2016年末のグループ解散に伴い、この手形モニュメントとサインはパーク内から撤去されました。惜しまれつつ展示終了となったプレートは現在、一般公開されておらず、パークのバックヤードまたはアーカイブ施設にて非公開で厳重に保管されているとみられます。
撤去後の壁面は修復され、別のデザインへと装いを新たにしていますが、当時の熱気と感動を知るファンの間では「いつかメモリアル展示として復活してほしい」という切実な願いが寄せられ続けています。
【解散の波紋】2016年の契約終了とUSJパーク運営に与えた影響
2016年12月31日をもってSMAPが解散したことは、USJとのコラボレーション事業にも決定的なピリオドを打つことになりました。
アンバサダー契約の満了に伴い、テレビCMの放映終了はもちろんのこと、ハリドリに搭載されていた『Battery』および『Amazing Discovery』の楽曲配信も終了。パーク内からSMAP関連の演出が一斉に姿を消すこととなりました。当時、最終搭乗日には名残を惜しむファンが長蛇の列を作り、SNS上には感謝と惜別のメッセージが溢れ返る事態となりました。
一方で、SMAPとの取り組みを通じてUSJが得たプロモーションのノウハウや、「音楽×アトラクション」というエンタメ体験のフォーマットは、その後のアニメ作品や人気アーティストとの大型コラボレーションへと確実に継承されています。
【復活の可能性】ハリドリへのSMAP楽曲再搭載を望むファンの声と今後の展望
解散から10年の節目を迎える現在も、SNS上では「ハリドリでまたBatteryを聴きながら風を切りたい」「Amazing Discoveryのワクワク感をパークで再体験したい」という楽曲復活を求める声が定期的にトレンド入りを果たしています。
再搭載に向けた現実的なハードルとして、楽曲の原盤権・出版権や肖像権のマネジメントが多岐にわたる点が挙げられます。しかし、USJは過去にも期間限定で歴代の人気タイアップ曲をリバイバル搭載した前例があります。アニバーサリーイヤーなどの特別な節目において、期間限定での楽曲復活やアーカイブ企画が実現する可能性はゼロではありません。
パークが世界最高峰のエンタテインメントを追求し続ける限り、黄金期を彩った名曲たちの再評価とリバイバルへの期待は高まり続けるはずです。
【ユニバとSMAPのコラボ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:現在、ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドでSMAPの曲を聴くことはできますか?
A1:残念ながら、現在は搭載されていません。2016年のグループ解散に伴う契約終了に合わせて楽曲の配信は終了しており、現行の搭載曲ラインナップからは外れています。
Q2:パーク内にあったメンバーの手形モニュメントは現在どこで見られますか?
A2:手形プレートおよび直筆サインは2016年末に展示が終了し、撤去されました。現在は一般公開されておらず、パーク内で見ることはできません。
Q3:SMAPがUSJ大使を務めていた具体的な期間はいつですか?
A3:2014年4月に初代「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン大使」に就任し、グループの活動終了となる2016年12月までの約2年8か月にわたり大使を務めました。
まとめ:USJの快進撃を支えたSMAPコラボが残した偉大なレガシー
USJとSMAPが起こした熱狂は、テーマパークのプロモーション史に燦然と輝く金字塔でした。『Battery』の重厚なビートに身を委ねて駆け抜けた空の旅や、パークを華やかに彩った『Amazing Discovery』のメロディは、体験したすべてのゲストの記憶に深く刻まれています。
手形や看板といった物理的な展示は姿を消したものの、彼らがパークにもたらした圧倒的な熱量とエンターテインメントスピリットは、現在のUSJの躍進を支える確固たる礎となっています。伝説となったコラボレーションの足跡は、これからも色あせることなく語り継がれていくに違いありません。 (出典: ユニバ smap(Yahoo!ニュース))